Kindle Unlimitedってどうなの?どう使えばいいの?って疑問に思うこと多いですよね。
Amazonのキャンペーンにて99円でKindle Unlimitedをお試しで利用できたのでそこで分かったこと、おすすめの使い方など紹介していきます。
この記事を読むと、自分にとっての価値ある使い続け方が分かります。
Kindle Unlimitedは、『ちょっと読みたいけど買うほどではない書籍』を『流し読み、差分読み』するための最適な月額読み放題サービスです
結論を見出しに書きましたが、Kindle Unlimitedを使うにあたって特に集中しなくてもサラサラとベージをめくったり、差分読みできる書籍を中心に利用すると使い勝手の良いサービスです。
流し読み、差分読みできる書籍ってどんな書籍?ってなると思いますが、自分がある程度知識を持っているジャンルの書籍です。
まずは、この結論に至った経緯やKindle Unlimitedの仕組み、そして実際にどう使えば、コスパに捕らわれずにうまくサービスを使えるか順に説明していきますね。
Kindle Unlimitedを使い始めた背景
Kindle Unlimitedはいつでもひと月無料お試しを提供しているのですが、ひと月では自分に合った活用方法も分からず終わってしまいそうでなかなか利用できませんでした。
ただ昨年に2カ月間99円で利用できるキャンペーンをしていたので、まぁ無料ではないけど100円程度で2ヶ月使えるなら使い方分かりそうだなと思い、お試しを利用してみたのが背景ですね。
なんだか、その2カ月があっという間に過ぎてしまい、結局無料期間の最終日にこの記事を書いています。
とりあえず2カ月続けて重要なことが2つ、分かりました。
それは、
注意ポイント
- 最新の売れ筋書籍はほぼ読めない
- 利用端末で最大利用できる書籍数は10冊まで
ということです。
いやーがっかりしました。最近の売れ筋書籍ををサラっと押さえたい人には残念ですよね。
これをKInkdle Unlimitedの弱み、というか制限として考えて、それぞれ具体的にどういうことか見ていきましょう。
最新の売れ筋書籍はほぼ読めない
Amazonで扱う書籍のうち、Kindle Unlimitedで利用できるものはほんの一部です。
それ以外の書籍は、KIndle本として読むことはできるんですが、Kindle Unlimitedの対象外なので別途お金がかかります。
実際にジャンル別の扱い商品数や売れ筋書籍ランキングで見ると、どれくらい売れ筋書籍が読めそうか分かります。
ジャンル毎に読める書籍の割合が違う
地球上で最大級の品ぞろえをうたうAmazon。
Kindle Unlimitedで扱う書籍のジャンル一覧を元に、実際の物理的な書籍数とKindle Unlimitedで取り扱う書籍数を調べてみました。
Amazonでは、ジャンルで扱う総書籍数が表示されません。
実際にジャンルを選択し、すべての商品を表示するを選択すると、検索結果ページでは、「○○件以上のうち1件〜16件を表示」という結果情報が表示されます。
「○○件のうち」ではなく、「○○件以上のうち」というのがちょっとややこしいんですよね。
ただ、厳密な書籍数でなくても、大体のボリューム感が分かれば良いので、「○○件以上」という情報を参考に各ジャンルの書籍数を洗い出して表にまとめてみました。
※調べ方は、Amazonのトップページ→Kindle Unlimited 読み放題→すべての対象商品を表示→ジャンルが表示されるのでジャンルのすべての商品を表示するを選択すると上記の情報が表示されます。
ジャンル | ①「本」としての書籍数 | ②「Kindle Unlimited」としての書籍数 | ①に対する②の大体の割合 |
文学・評論 | 100,000 以上 | 40.000 以上 | 40 % |
人文・思想 | 100,000 以上 | 40.000 以上 | 40 % |
社会・政治 | 100,000 以上 | 10,000 以上 | 10 % |
ノンフィクション | 100,000 以上 | 1,000 以上 | 1 % |
歴史・地理 | 90,000 以上 | 10,000 以上 | 10 % |
ビジネス・経済 | 100,000 以上 | 20,000 以上 | 20 % |
投資・金融・会社経営 | 70,000 以上 | 10,000 以上 | 15 % |
科学・テクノロジー | 90,000 以上 | 10,000 以上 | 10 % |
医学・薬学 | 60,000 以上 | 4,000 以上 | 5 % |
コンピュータ・IT | 60,000 以上 | 5,000 以上 | 10 % |
アート・建築・デザイン | 90,000 以上 | 10,000 以上 | 10 % |
趣味・実用 | 90,000 以上 | 10,000 以上 | 10 % |
スポーツ・アウトドア | 50,000 以上 | 6,000 以上 | 10 % |
資格・検定・就職 | 70,000 以上 | 1,000 以上 | 1 % |
暮らし・健康・子育て | 100,000 以上 | 20,000 以上 | 20 % |
旅行ガイド・マップ | 50,000 以上 | 7,000 以上 | 15 % |
語学・辞事典・年鑑 | 70,000 以上 | 4,000 以上 | 5 % |
教育・学参・受験 | 80,000 以上 | 10,000 以上 | 10 % |
絵本・児童書 | 90,000 以上 | 7,000 以上 | 10 % |
コミック | 90,000 以上 | 50,000 以上 | 55 % |
ライトノベル | 50,000 以上 | 10,000 以上 | 20 % |
ボーイズラブ | 20,000 以上 | 7,000 以上 | 35 % |
ティーンズラブ | ジャンルなし | 5,000 以上 | - |
タレント写真集 | 10,000 以上 | 10,000 以上 | 100 %(ほんと?) |
エンターテイメント | 100,000 以上 | 4,000 以上 | 5 % |
楽譜・スコア・音楽書 | 70,000 以上 | 1,000 以上 | 1 % |
雑誌 | 100,000 以上 | 10,000 以上 | 10 % |
アダルト | 70,000 以上 | 50,000 以上 | 70 % |
(2021年1月1日時点での調査結果)
いかがでしょうか。
興味あるジャンルで意外と利用できる書籍数の割合が少ないと感じたと思います。
割合を細かくしても仕方ないので、5%刻みで四捨五入しています。
また、割合が1%のジャンルは、0%ではないよという意味です。
なぜかタレント写真集やアダルトの割合が高いですが、後者のアダルトは、ちょっと見た程度ですが、動画コンテンツを画像にしてそれをKindle本にしたものが散見してたので、これらのジャンルはいったん無視しましょう。
売れ筋ランキングの上位30冊で利用できる書籍は数冊
では次に、あるジャンルにおける売れ筋ランキングを見てみます。
最近一番良く見るジャンル「ビジネス・経済」の上位30冊までの売れ筋ランキングです。
2021年1月1日時点のランキングですが、意外と?2割の売れ筋書籍が読めますね笑
ただ、自分が読みたいなーと思う書籍「イシューからはじめよ」や「FACTFULNESS」(なぜ2冊ランクインしてる?)が対象外なんですよね。
悲しいことになぜか読みたい本が対象外。
そんなことがよくありました。
売れ筋書籍はベストセラー商品であることも多いので、ベストセラー目当ての人は肩透かしを食らうかもしれません。
利用端末で最大利用できる冊数は10冊まで
Kindle Unlimitedは、一度に読み放題できる冊数に上限があり、最大10冊まで同時に利用できます。
読み放題なので何冊でも登録して読めそうなんですが、残念ながらそんなことはなかった。
これは図書館をイメージしてもらうと分かりやすいです。図書館も1人で借りられるのは一度に何冊までと決まってますよね。
Kindle Unlimitedは、まさに図書館、貸出期間は無期限だけど貸出冊数上限ありの電子図書館のようなサービスです。
図書館を利用されたことあるなら分かると思います。
貸出冊数上限で借りているけど、さらに予約図書がある。予約図書を受け取るには、今借りている読み終わっていない図書を返却しないといけない。
これと似たようなことが、Kindle Unlimitedでも発生します。
まだ読んでいる途中の書籍あるけど、読みたい本があったので読み放題に登録したい。でも上限に達しているので今読み放題に登録している書籍をいったんAmazonに返却しないといけない。
読み放題じゃなくてとりあえずほしい物リストに入れれば?って思いますよね。ほしい物リストって、なかなか見ない、つまり、もうその時の興味がうせてなかなか見ることないんですよね。
せっかく情熱持って読みたい本を登録したなら、何か得られるモノがあるかどうか(ないならないでOK)読んでおきたいんです。
なので、こういう制約がある上でKindle Unlimitedとどういう付き合い方をすればよいか、どう利用すればうまく使えているか、いろいろ考えました。
短時間で流し読み、差分読みして速攻で返却
売れ筋は読めない、最大10冊までしか読み放題にできない。
この制約があるので、どういうジャンルの本を、どういう風に読むか模索しました。
その結果、
ポイント
- どういうジャンル? → ある程度知っているジャンル
- どういう本を選ぶ? → 買うほどでもないけどTips程度に見ておきたい本
- どうやって読む? → 30分〜1時間程度で流し読み、差分読み
これが実現できる使い方が最もKindle Unlimitedを活用できそうだな!、という結論に至りました。
まさに『すぐ読んで、すぐ返す』スタイルです。
知ってるジャンルで、かつ「買うほどでもないけどTips程度に見ておきたい」情報に絞る
知らないジャンルでは、流し読みや差分読みができません。
短い時間で読むには、知らないジャンルはちょっと厳しいです。
知っているジャンルであれば、前提知識があるので、パラパラ読んで、一部だけ詳しく読むことができます。
ちなみにKindle Unlimited利用中に見ていたジャンルは、アフィリエイトやダイレクト・レスポンス・マーケティングに関連する『ネットビジネス』を対象にしていました。
ちょうどネットビジネスを勉強中ということもあって、ある程度知識やプロセスについて把握できてきたので、その補完という意味合いで利用しました。
流し読み+差分読みで短時間で読み切る
流し読みは、概要をざっとつかむ読み方ですね。はじめに、目次を見て興味アリそうなところがあるか確認することです。
差分読みは、今知っている知識の微妙な差異や意外と知らなかったこと発見、これを差分とし、これを期待して読んでいくことです。なので細かい文章はすっ飛ばします。
流し読みと差分読みによって、短時間で「これ知らなかった!」「さらに理解が深まる」情報やお宝が見つかるんです!
実際にKindle Unlimitedを使って高速で書籍をインプットする方法
では実際にどうやってKindle Unlimitedを使っていたか具体的な流れでインプット方法を説明していきます。(インプットだけです)
Kindle Unlimited 上手な使い方
- 利用できる端末で借りたい書籍を借りる
- 書籍の概要(はじめに、目次、終わりに)をさらう
- 書籍に気になる箇所にマーカーをつける
- 書籍に追記したメモやマーカーのまとめデータを送る
- Evernoteに保存する(記録先はなんでもよいです)
それぞれ説明していきますね。
①利用できる端末で借りたい書籍を借りる
スマートフォン、タブレット、パソコンどの端末でも利用できるので、手持ちの端末でKindle Unlemited対象の書籍を読み放題として登録します。
ここではためしにパソコンで適当な書籍を借りてみます。
ちなみにこの時点では、まだ登録した端末にダウンロードされていません。
書籍の概要データのみが登録した端末にダウンロードされます。
今回登録している利用端末は、Kindle Paperwhiteなのでそちらを起動すると、
さきほどライブラリに登録した書籍が同期されます。
②書籍の概要(はじめに、目次、終わりに)をさらう
ここからはKindle Unlimitedに限った話ではなく、速読に近いことをします。まずはダウンロードした書籍の概要である『はじめに』『目次』『終わりに』を先にさら〜っと読みます。知っているジャンルであれば、大体同じ内容の話をしていると思います。
その中で気になる章や節にめぼしを付けておきます。それ以外は流し読みします。
③書籍に気になる箇所にマーカーをつける
気になる章や節にたどり着いたら精読します。
ここは差分読みで今まで習得した知識や経験と異なる視点や新しい気づきがあれば、その箇所にマーカーを付けます。
Kindle PaperwhiteでもスマートフォンやパソコンにインストールしたKindleアプリであれば、本文にマーカーをつけることができます。(ただし、PDF形式の書籍は不可)
④書籍に追記したメモやマーカーのまとめデータを送る
ここではKindle Paperwhiteを例に説明していきます。
読みたい書籍に付けたマーカー情報をAmazonアカウントで登録しているEメールアドレスに送ります。
手順としては以下の通りです。
マーカー情報をAmazonアカウントに送る手順
- Kindle Paperwhiteで開いた書籍画面で右上の「︙」をタップすると、ポップアップメニューが出てくるのでその中の「メモ」をタップ
- 「メモ」タグにマーカーを付けたリストが出てくるのでこれをエクスポート
- Amazonで登録しているEメールアドレスにメモリストを送信
これでAmazonアカウントとして登録しているEメールアドレスにマーカー情報が送信されました。
さっそく、メールボックスを見ると、
『Amazon Kindle』からマーカー情報が添付されたメールが受信できていますね。
※いつのまにか例にした書籍が変わっているのですが、説明の便宜上すでにマーカー付けしている書籍に変更しています。
⑤Evernoteに保存する
メール添付から取得したマーカー情報をEvernoteに保存します。
ここでは、普段利用しているEvernoteを使ってますが、いつでも記録が取り出せるのであれば、保存先は普段記録しているクラウドサービスやメモ帳とかなんでも良いです。
EvernoteではPDFも保存できるので、以下のようにマーカー情報をそのまま貼り付けています。
これで、読みたい書籍に関する新たな気づきや差分情報をインプットできました。
このあと、アウトプットするために、メモ情報を自分なりにまとめたり、仕事やプライベートにどうやって応用するか考えるのですが、そこは長くなるので割愛します。
読み終えた書籍の利用を終了する
読み終えた書籍はすぐにKindle Unlimitedの読み放題管理から除外しましょう。
この時点で除外しなくとも、次に読みたい書籍を読み放題管理に登録しよとするとき、上限に達している場合は、どれか登録した書籍の利用を終了させてちょうだい!という案内が出ます。
ただ、そのときに他の書籍が読み途中だったり、この本読んだっけ?と逐一考えないといけなくなり、結局、新しく読みたい書籍を登録せずに終了してしまうことがありました。
この手間をかけないために、読み終えた書籍はすぐに読み放題管理から外します。
Kindle Unlimited の解約方法
簡単です。驚くほど簡単です。
以下の順に手続きすると解約できます。
アカウントサービスの「メンバーシップおよび購読」を選択します。
お客様のメンバーシップおよび購読一覧にKindle Unlimitedが表示されていると思いますので、「詳細はこちら」のリンクをタップします。
そうすると、詳細情報が出てくるので「Kindle Unlimitedの設定に移動」をタップします。
Kindle Unlimitedの会員登録管理画面が出てくるので、「Kindle Unlimited会員登録をキャンセル」をタップします。
これで最後です。
下記画面の「メンバーシップを終了する」をタップすると解約完了です。
ちなみに利用期間終了するまでは今利用している書籍は継続して読めます。利用期間が終了すると、自動的に利用端末から書籍が削除されます。
これでKindle Unlimitedの解約手続き終了です。お疲れさまでした。
まとめ
長々と書きましたが、まとめるとKindle Unlimitedは以下のような人におすすめです。
こんな方におすすめ
- 『ちょっと読みたいけど買うほどではない書籍』を無料で読みたい
- 売れ筋書籍は本として買って手元に置き、関連書籍は電子書籍でさっと読みたい
サブスクプションサービスは最初熱量持って利用するんですけど、しばらくするとそれも落ち着き、お金を払っていることを忘れがちになります。
目的を持ってサブスクリプションサービスを利用できると、あなたにとってコスパの良い使い方になります。
ぜひ、充実した Kindle Unlimited ライフを!